K.Hちゃん 4才9ヶ月
- 治療内容:
- ウエスト症候群
出生6ヶ月後に、ヘルペスウイルスに感染し、急性脳症となる。エクセグラン、セレニカR服用。小児脳性麻痺とも診断されます。言語遅滞、左半身の麻痺。右脳中心に損傷していますが、ウイルス感染なので、右脳だけでなく他の範囲も損傷している可能性があり、どこまで回復できるかは、想定できないことなどをお伝えし、治療を進めます。
M.Kちゃん 3才4ヶ月 )
- 治療内容:
- 脳性麻痺/PVL(脳室周囲白質軟化症)
病院から脳性麻痺/PVL(脳室周囲白質軟化症)と診断されます。舌の動きが悪く、言葉が少し出にくい。寝返り、ハイハイも遅かったとのこと。合併症はありません。階段は一人で上れません。両上肢、両下肢の緊張があります。治療1ヶ月後、一人で階段を上る姿を見てお母さんはびっくりしていました。治療3ヶ月後、三輪車に乗ることが出来ます。また同時に、今までつま先をすって歩いていましたが、それが無くなってきたと喜ばれていました。
H.A君 6才5ヶ月
- 治療内容:
- 軽度発達遅滞
脳性麻痺/PVL(脳室周囲白質軟化症)の疑いあり。言葉の遅れ、運動発達の遅れがあります。鉄棒、縄跳びが出来ず、自転車も乗れません。食が細く、喘息もありました。治療2ヶ月も経過すると、腕に力が入るようになり鉄棒が出来るようになりました。4ヶ月後、学校からの連絡事項もしっかりとお母さんに伝えられるようになります。
C.Nちゃん 2才9ヶ月
- 治療内容:
- 脳性麻痺/PVL(脳室周囲白質軟化症)
出産直後、腸閉塞のオペをする。予後良好。初診の数カ月前から、左足かかとの浮きが気になり始めます。日を追うごとに硬さが目立ってきました。治療1ヶ月後、今まで乗らなかった三輪車に乗るようになりました。治療3ヶ月後には、今までマンションの階段を、一段一段手をついて上ろうとしていましたが、手を使わずに上ろうとしたり、ソファから「トンっ」て下りてみたり、絶対にやらなかった「体育すわり」やるようになったり、びっくりしています。
J.H君 2才10ヶ月
- 治療内容:
- 脳性麻痺/PVL(脳室周囲白質軟化症)
言葉をはっきり発語できない。脳波異常や合併症はありません。股関節と手の硬さが目立ちます。足関節の硬さは比較的少ないです。1,300gで出生しており、やや重い症状が出ています。当院の治療内容、治療方針を説明します。
S.F君 8ヶ月
- 治療内容:
- 低酸素性虚血性脳症 / 新生児仮死 / くも膜下出血
大脳基底核に損傷を認め小児脳性麻痺と診断されました。経管栄養。治療を行ってしばらくすると、経管栄養は取れました。多くの合併症があるため、どこまで回復するかは想定できませんが、少しでも緊張を取り、知的能力を上げる治療を行うことを説明します。
H.Tちゃん 2才11ヶ月
- 治療内容:
- ニーマンピック病
ニーマンピック病は最重度難病で、小児脳性麻痺の症状も出ます。免疫不全及び全退行性疾患。既に脱力が進み、手を上げることがやっとできます。現在は殆ど寝たきりの状態です。治療を数回するとお母さんより、「先生、自分からバナナが欲しいと手を上げ、自力で半分食べることが出来ました」とご報告がありました。今後、骨髄移植予定とのことでした。
T.M君 8ヶ月
- 治療内容:
- 点頭てんかん / 脳性麻痺/PVL(脳室周囲白質軟化症)
アデロキザール服用。後にデパケンになる可能性がある。発作は、一日に2~3回あります。出生時から緊張が強く、現在首すわりがまだで、寝返りも出来ません。眼振なし。目、聴力は問題が無く、喃語も出始めています。股関節、足首の硬さが目立ってきています。今後の治療方針をお話します。
K.F君 2才9ヶ月
- 治療内容:
- 脳性麻痺/PVL(脳室周囲白質軟化症)
1才時、ロタウイルス感染で2週間入院。慢性肺疾患(根治)。両鼡径ヘルニア(根治)。脳波異常、眼振なし。28週5日、614gで出生のため、予後は良好ではありません。首すわり、ハイハイ、膝立ちが既に出来ます。病院からは、いずれはボトックス注射をしなければならないと言われます。お座りは出来、立つと完全につま先立ちになってしまいます。治療2ヶ月もすると、かかとが地面に着くようになり、親御さんは驚かれていました。