自閉症
自閉症は近年、「自閉症スペクトラム」と呼ばれるようになりましたが、当院では引き続き「自閉症」と表記致します。では、自閉症とはどのようなものなのでしょうか。(*令和4年6月、自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、ADHD、LD等の治療方針がほぼ確定したため、「自閉症」専用ページを開設いたします)
原因
自閉症について日本で採用されている原因説は、「脳機能」の障害や「遺伝子」の問題から様々な症状が起こると理解されており、原因が不明ともいわれております。(自閉症だけでなく、高機能自閉症、アスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)も同様に解釈される)
特徴
目線が合わない、言葉が出ない、パニックになる、こだわりがある、癇癪、自傷行為(壁に頭を打つ等)、オウム返し(同じ言葉を返す)、どもる(言葉がつかえる)、肌が合うのを嫌がる、呼びかけに答えない、一人遊びを好む、同じ動作・同じ遊びを繰り返す、表情が乏しい等。
喜怒哀楽が表に出にくく、人との会話が苦手なため、一人でいることが多いのが特徴ともいえます。
治療法
現在決定的な治療法がなく、全国の各自治体や療育、専門家などを頼らざるを得ない
*自閉症と同じカテゴリーには、高機能自閉症、アスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)などがあります
自閉症に対する当院の対応について
自閉症は現在、決定的な治療法がなく原因が不明といった理解や、「脳機能」の異常から、様々な症状が起こっていると説明されております。ですが当院では、自閉症は「脳機能」が原因で起こっているのではないと位置付けています。その大きな理由は「脳神経が損傷した場合に起こりうる症状が、1つも見受けられない」ことからそう判断しております。
通常「脳」が損傷した場合、言葉自体がしゃべれない、しゃべっても正しい発語ができない(構語障害の出現/正しいイントネーションが出せない)。知的障害の出方が、脳障害の場合共通した特徴を示しますが、自閉症ではその特徴が出ていない。脳障害特に、脳神経内の一部が神経細胞死をしたり、特殊な脳障害が発生したり、脳出血・脳梗塞が起こった場合、運動障害(麻痺)や感覚障害の出現率は約80%(当院臨床数による推定)を超えますが、運動障害や感覚障害の出現率は0%であること。自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、ADHD、LDの諸症状は「脳障害」由来の原因で起こるのではなく、自律神経が深く係わっており、自律神経自身が「損傷」した時に出現する症状に近いと考えております。
自閉症と「自律神経」について
当院は開業以来自閉症に対して、「脳神経」及び「免疫系」による治療を主流として行ってきました。約20年にわたって自閉症児と向き合ってきましたが、ほぼ全員と言ってよいほど顕著な回復や変化は一切起こらなかった事実があります。殆どの難病は「脳神経」、「免疫系」と関係が深く、治療を行えば疾患ごとに特徴のある回復変化を致します。ですが自閉症に限って言えば、逆に特徴的だったことは「全員一向に変化がない」ことが顕著だったことです。疾患や病気が発生したときは必ず「原因となる損傷個所」が存在するのが鉄則です。そこで、一向に変化を見せなかった「脳神経」、「免疫系」を完全に除外した治療内容に切り替えたとき、奇跡的とも思える変化を、ある自閉症男児が見せたことが「原因発見」のきっかけでした。それは正に「自律神経のみ」で対応した時のことです。その自閉症男児は数ヶ月という単位で「自閉症・諸症状」が次々になくなっていき、1年を待たずに「主訴が全て消失する」といった結果を示しました。そして令和1年、「自律神経」だけによる治療法が確立し、非公式で自閉症児を「自律神経のみ」による治療を行ったところ、驚くべき効果が相次いで出ることになります。被験者数は少数とはいえども全員、ほぼ同じ日数で自閉症の諸症状が、次々消えていったことです。一連の結果が示していることは、「脳神経」や「遺伝子」が係わっているのではなく、「自律神経」が深く関与しているものと考えられます。
*癇癪、パニック、大声を出す、自傷行為の出現について、「医療コラム」に掲載されておりますのでご参照下さい。
「自律神経」の現状
現在日本では、「自律神経」について科学的な研究は進んでおります。ですが「自律神経」の特徴は、単に「調節する」神経といった認識しかされておらず、その他の能力、特別な働きは一切明らかとなっておりません。ですが当院では「自律神経」について多くの臨床結果から、「調節する能力」だけでなく「修復・回復能力」といった特別な働きがあることが分かってきております。「自律神経」が不安定となったり、乱れが起こると自律神経失調症などが起こり、更に「自律神経」自体が「損傷」するレベルに達すると「自閉症」、「高機能自閉症」、「アスペルガー症候群」、「ADHD(注意欠陥多動性障害)」、「AD(学習障害)」などが起こると当院では結論付けています。詳細は当院トップページ「治療メニュー」→「特設・自律神経」をご参考下さい。「自律神経」の実態とその能力を解説しております。
*1.自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)の違いについて。
2.癇癪、パニック、大声を出すことについて。・・・医療コラムに掲載中
治療法 : 「自律神経」を活性化させることにより、多くの症状が消失する可能性があります
*何らかの要因で「自律神経自体」が損傷している可能性がある
*令和5年4月29日、「自律神経活性法」のみの治療法、「自律神経活性法」と鍼治療併用型治療法について、治療結果を下記の通りご報告致します。
昨年より当院では「自律神経活性法」によって、多くのお子さん方に回復変化が出ております。また、ごく少数の方について次の通りご報告致します。多くのお子さん方は当院推奨の「自律神経活性法」のみで治療効果を検証しておりますが、一部の方は「自律神経活性法」と鍼治療を併用して治療を行っております。併用している方は現在2名のみですので、はっきりとは結論付け出来ませんが、「自律神経活性法」のみのお子さんのグループより治療効果の出方が大きいように観察されております。今後当院の治療法をお考えの際は、鍼治療の併用による治療もご検討下さい。*令和5年5月より、鍼治療の併用を推奨しております。
現在当院内で「臨床検査中」ではありますが、諸症状に変化が出ております。(*3才~5才基準での目安となります 。「言葉」についてのみ5才基準/6才以上のお子さんも、ほぼ類似する変化があると見込まれます。2才~20才まで検証中。)*様々な変化や新しく出来るようになったこと等については、同年齢でも個人差が大きく出ますので、下記の期間については、あくまで目安として下さい。
*令和5年4月29日、治療結果について
治療開始3ヶ月 |
落着きが増す、パニック、こだわりの頻度が減少する、正しい言葉遣いが出始める |
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治療開始6か月 |
落着きが一段と増す、パニック、こだわりの頻度が更に減少する、正しい言葉遣いの頻度が多くなる |
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治療開始12か月 |
普段から落ち着いていられるようになる、パニック、こだわりは滅多に見られない、普段から普通の言葉遣いが出来るようになる |
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治療開始18か月 |
日々落着きがあり、パニック、こだわりは殆どでない、普通の言葉で毎日話す、他のお友達と一緒に遊べる、人とのコミュニケーションが出来るようになる |
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治療開始24か月 |
自閉症の主訴、目線が合わない、パニックになる、こだわりがある、自傷行為、オウム返し、どもる、肌が合うのを嫌がる、呼びかけに答えない、一人遊びを好む、同じ動作・同じ遊びを繰り返す、表情が乏しいといった、自閉症による諸症状の殆どが消失し、普通の子供と同じような生活が出来るようになる |
*令和1年、臨床検査開始。現在臨床検査継続中。上記症状の変化は、臨床検査数が少ないため、必ず出現するとは限りません。また、お子さんによっては症状の変化に多くの差異があると考えられます。当院推奨の自律神経活性法を実施される期間は、できるだけ温かく見守ってあげる環境を作ってください(ストレスを与えないため)。今後臨床検査数を増加して、適時報告させて頂きたいと考えております。*初期変化が起こる3ヶ月間だけでも、是非お試しになってみてください(令和4年6月 大和鍼灸院・院長 横内徹)
初期変化について(実施開始~3ヶ月)
通常多くの疾患は、症状が現れたときは誰でも気付きやすく、症状が無くなっていくときは分かりにくいものです。腰痛が現れたときは、「激しい痛み」という不快感、耳鳴りが現れたときは「キーン音」という煩わしい音に悩まされ、はっきりと症状の変化に気付くことでしょう。ですが腰痛が少しづつ無くなっていくと、いつもの自分に戻るので「気が付いたら」無くなっていたというケースが多いのが現状です。自閉症の場合は、「大きな痛み」や、普段から目立つ諸症状が少ないため、ここに症状の回復変化を参考までに記しておきます。*回復変化は「言葉」、「パニック」、「こだわり」以外にも、自傷行為、オウム返し、呼びかけに答えない等全般的に現れます。ここで記載している「言葉」、「パニック」、「こだわり」の3点は、分かりやすい目安として挙げただけですので、この3点以外にも注目してください。
1ヶ月目
大きな変化は見られにくい。
2ヶ月目
- 「言葉」
- 普段使っていない言葉が時々出るようになる。朝の「おはよう~」、「~だから」、「~してよ」、「~したい」など。また、1つのことをどうしても伝えたくて、正しく言えないと、何度も何度も同じことを話そうとして、言いたいことを伝えたがる様子が出てくる。
- 「パニック」、「こだわり」
- いつも同じような場面でパニック、こだわりがあったのに、パニックやこだわりが起きず、何事もなかったかのように過ぎていく。手順が違ったり、いつもと違うパターンで進めようとするすると大声を出したりパニック、こだわりが目立っていたが、何も起きずに通り過ぎていく。様々な場面で大声を出したり、パニックやこだわりがあったが、多くの場面でそれらが無くなっている。
3ヶ月目
- 「言葉」
- 改めてよく観察すると、初めて使う言葉が増えている。正しい言葉遣いが徐々に出来るようになってくる。一日通して使う言葉が少なかったが、はっきりと使う言葉が増えている。積極的に言葉が出てくる。
- 「パニック」、「こだわり」
- 大声を出す場面、パニックになるパターンやこだわりが出る時、大声を出したりパニック、こだわりが現れない。いつもと違って「落着き」が明らかに増えている。
・3ヶ月を過ぎると
上記のことが一段とはっきりしてくる。*実施日から約1ヶ月間は顕著な変化は見られにくい。また、お子さんによっては上記の変化とは違った様子が見られることもあります。
*近年、自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、ADHD、LDは、幼児や小学生だけでなく、中学生~中高年に至るまで、これらの諸症状でご苦労をされているケースが多く見受けられます。「自律神経」は年齢に関係なく強く反応する性質がありますので、中学生~中高年の方でも効果は十分に反映されると考えております。
*当院推奨『大和の泉』を実施されるにあたり、ご質問やお尋ねしたいことなどがありましたら「お問い合わせ」フォームより、ご遠慮なくお尋ね下さい。また、「脳神経損傷」由来の知的障害の特徴と、「自律神経損傷」由来の知的障害の特徴的な違いを具体的にもっと知りたい、「子供」のことについて直接診察して見て欲しいなどのご要望がありましたらご遠慮なくご受診下さい。
*当院を受診される患者さんへ~子供との接し方について
・・・「自律神経」を損傷している自閉症の子供はストレスに弱いため、普段から強い言葉で叱ったり、早口で話しかけるとストレスが増強し、「癇癪」、「パニック」、「こだわり」が強くなる傾向があります。当院をご受診される患者さんへは、「家庭で出来る、接し方」や、自閉傾向が消失しやすくなる「家庭環境作り」などの指導をさせて頂き、毎月通院しながら経過観察を行っていきます。
原液希釈タイプ/2才~小学生(50杯分)
黒酢、はちみつ、レモン、ブルーベリー原液などが入った、やや甘酸っぱいフルーティーな味わい(農薬~添加物等、一切不使用)・・・当該大和の泉は、製造前の段階、製造途中の段階で特殊な工程(非公開)を経て誕生したものです。一般的に知られる効果効能とは全く異なる作用が期待できます。
当院の治療にご興味、ご関心がある方は、お電話を頂くか、お問合せフォームより、メールを送って下さい。折り返し返信させて頂きます。
*この治療法はご自宅で出来るものですので、ご来院の必要はありません。