当院入り口には、子供達を迎えてくれる「ディズニー」の仲間達が待っています。待合室受付カウンターからは、水槽の中で「アリエル」が迎えてくれ、その奥には「ミッキー」の姿が見えます。

 

 

待合室横には、「シンデレラ」が出迎え、奥には6人のお姫様達が歓迎してくれています。

 

 

小生が子供だった40年前は、「素敵なもの」は何もない時代でした。ですが子供や若者達は元気いっぱいで、親子関係も「絆」が強く、街ゆく大人の人達はみな、堂々たる姿で歩いており、うつむいて歩く、食べながら歩く、ガムを噛みながら歩くといった大人は一人も居ませんでした。その理由は「風紀が乱れるから」、「大人は子供にとって見本でなければいけないから」と、当時の大人の人々は皆、共通理解を持ち、絶えず未来を担う子供への教育方針を、ぶれずに持っていました。現代はどうでしょう。「素敵なもの」が溢れているのに、40年前とは真逆の現象が起きています。止まらない子供、若者の「自殺者」の増加。「不登校」、「引きこもり」の数も増え続け、今ではその総数は膨大な数になっています。

 

読者の皆さんにお尋ねします。「何故、自殺、不登校、引きこもりが止まらない」とお考えですか。その最大の理由はどこにあるとお考えですか。これから、小生と一緒に考えてみませんか。

 

この40~50年の歳月で日本社会は、余りに急変してしまったのではないでしょうか。今の日本は「モノ」で溢れかえり、「正しい」行い、品格を大切にすることと引き換えに、「悦楽」、「便利」、「快適」のみが社会を覆い尽くす状態に変貌して行っております。現在の日本は、どこか空虚で息苦しく、生きにくい世の中に変わって来ている様です。

 

以前コラムで取り上げましたが、世界の賢人達を初めアインシュタインは、かつての「尊い日本社会」を「人類の理想」と絶賛致しました。40~50年前までの日本社会は、社会全体が落ち着いていて、話題はいつも「道徳的」なものや「正しい行い」であったり、品格のあるテーマが社会に溢れておりました。

 

 

尊いこと、正しいこと、品格を持つこと、、、。これ等尊い要素は、人類社会になくてはならない存在なのではないでしょうか。これからのコラムは、日本社会が失いかけている「尊いテーマ」を軸に、お話を進めたいと考えております。殊に、アインシュタインが絶賛した「尊い日本社会」を作り上げた、日本文化に根差した、世界に類例がない「日本の子育て法」には、時間を沢山使って行きたいと思っています。その他、分かり易い「病気と健康」、「自然の大切さ」、ホッとできる要素を取り上げて行きましょう。