平成31年1月5日

新年、明けましておめでとうございます。「コラム」はここ数年間、余りに多忙だったため、触れることが出来ませんでした。新年ということもあり、ここに明るいニュースを掲載したいと思います。

 

平成18年、PVLは「完治レベルまで治る」と発表しましたが、ここでは、臨床結果から確実に「完治する」と申し上げたい。日本及び世界の医学界では「小児疾患」についての研究は、ずっと遅れており、研究を重ねればPVL児だけでなく、多くの小児疾患を救うことが出来るはずですが、様々な理由があり大人の疾患より後回しされているのが現状です。PVLについて、当院では出生後の麻痺(運動障害)だけでなく、知的障害についても確実に「完治する」ことを発表したい。そして特筆すべきは、原因箇所である「白質」自体が新たに形成されることです。原因である「白質」の形成不全が「正常」範囲内まで新たに成長し、治療を続けて1~2年以降には、MRIでの診断で、受診したお子さんの殆どの白質が出来ていることが、大きな成果とも言えるでしょう。全国のPVL児を持つ親御さん方は、「まさか本当に治ってしまうのだろうか」と、戸惑っている方が非常に多くいらっしゃるようですが、「本当に治ってしまいますよ」と明言したいと思います。

 

近年全国の小児科医の先生や、小児NICU勤務医の先生方からの「ご紹介できました」といった方が増えてきております。当院「PVLページ」に、治療後麻痺が無くなり、一切の介助は勿論必要なく、自分の力だけで「かかと」が地面につき、綺麗な立位の写真を掲載しております。小児科医の目線で撮った写真ですが、肩関節周辺、手及び手関節、股関節、足関節及び、緊張や麻痺特有の硬さは一切認められない、決定的な証明写真となっております。当院での臨床結果において、PVLは確実に「完治する」疾患であることを重ねて申し上げ、この臨床結果が新たに、日本医学会、世界の医学に一石を投じる契機になることを期待しております

 

(※注意事項 出産時仮死、自閉症、遺伝性疾患等の合併症があった場合は完治することは逆に困難となります。)

 

院長 横内徹