「自閉症・症状変化の様子」レポート1.U君3才 / 自閉症の治療ならさいたま市の大和鍼灸院へ

「自閉症・症状変化の様子」レポート1.U君3才
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自律神経を活性化・レポート1

レポート1. U君 3才男児(埼玉県在住)令和4年9月公開開始

病院で言われた診断名

令和3年4月頃
療育センターにて、自閉症疑いと診断

普段の様子(お母さんからのコメント) 

生まれてから1歳頃までは、成長も早い方で普通に育っていると思っておりました。
1歳を過ぎた辺りから、徐々にあれ?と思う事が増えてきました。ネットで調べると自閉症という症状に当てはまる事が多くこの子には障害があるかもしれないと思い始めました。ですが、同時に信じたくない気持ちでいっぱいでした。

1歳半健診で言葉の遅れを指摘され、療育センターを紹介されました。2歳になってすぐ自閉症うたがいと診断され、やっぱりそうだったかと気持ちを切替え療育を開始しました。それでも、3歳になっても言葉が出ず、呼びかけても振り向かない、思い通りにならないと癇癪を起こしたりしていました。

このままではだめだ、何か他に出来る事はないかと思い大和鍼灸院様を受診しました。
ひとり遊びを好み、表情もあまりない息子でしたが、自律神経を活性化する方法を始めてまだ1ヶ月ほどですが、よく声を出して笑うようになったり、大人と関わろうとする事が増えました。

睡眠はリズムがバラバラで、長時間お昼寝をした日は眠るのが夜12時を過ぎる事もあったのですが、最近では12時までに眠れる事がほとんどです。
ねんね行くよと言うと、理解しているようで、すんなり寝室まで着いて来てくれるようにもなりました。大変だった寝かしつけも随分楽になりました。リズムも徐々に整ってきているのかなと感じています。

便秘気味だったのですが、飲み始めて1日で、毎日必ず出るようになりました。
お菓子やジュースを好み、あげないと癇癪を起こしていたのに、あまり欲しがらなくなりびっくりしています。

保育園でも、今日はこんな事が出来ましたよ〜等、嬉しい報告をしてもらえる事が増え、確実に効果が出ていると思いとても嬉しいです。

先生にも必ず良くなりますよと言っていただきとても心強く、先生推薦の方法をすることが毎日の楽しみとなっております。
これからもよろしくお願いします。

院長コメント

月に1回ペースで、大和鍼灸院受診継続中。現在までの変化について解説をし、今後の見通しやその他の注目点などをお話しします。また、親御さんからのご報告やご質問などをお聞きします。

「自閉症・症状変化の様子」レポート1は、ここ埼玉県から発信させて頂きたいと思います。お母さんにはご協力頂きましたて、本当に有難うございます。現在大和鍼灸院内で臨床検査中のお子さんが数名いらっしゃいます。お一人(5才男児)は最初、決まった場面で言葉が1~2語文しか出ませんでしたが、自律神経活性法実施5ヶ月目で、すらすら長い会話ができるようになり、他のお子さん方も大きく変化しております。

さて、現在まで非公開で院内臨床を継続し、自閉症(高機能自閉症、アスペルガー症候群、ADHD、LD)のお子さん方の諸症状は全て消失する臨床結果が得られております。自閉症等の原因は「自律神経損傷」であることが明白となりまた、その自律神経自身が活性修復されると、子供達の症状はどの様に変化していくのか、自律神経活性法を実施中のご家庭も、当ページをご覧の方々も是非一緒にご覧になって下さい。

*自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)を引き起こす原因は、「自律神経損傷」によるものです。

 

                                               
                                                     

 

自律神経活性法実施後、1ヶ月間の症状変化。(令和4年8月末)

変化1

普段から飲み物はジュース以外一切口にせず、飲み物が欲しくなると冷蔵庫の前へ来て、ドアをどんどんと叩きます。一日に5~6回はそうしていました。飲用を始めてしばらくすると、毎日欠かさず5~6回冷蔵庫のドアを叩いていましたが、徐々に減っていき、1ヶ月後は日に1~2回程度で、1回も叩かない日もありました。今までジュース以外飲めませんでしたが同時に、お茶を飲めるようになりました。

変化2

おやつの時間、決まって「サッポロポテト(大/スナック菓子)」を欲しがり、一袋まるまる食べてしまいます。

ところがある日を境に、飲用を始めていたので試しに「ご飯と海苔」(海苔は嫌いで一切口にしたことがない)を出してみたら、おいしそうに食べるようになり、その日以来殆ど「サッポロポテト」を要求してこなくなりました。他に嫌いだったバナナも急に食べられるようになり、おやつは毎日このメニューになって、健康的なものに切り替わって嬉しいです。

変化3

昼寝を毎日3時間くらいとってしまい、就寝時間がバラバラで、夜10時頃だったり12時を過ぎることもあり困っていました。

ところが飲用を始めてしばらくすると、「ねんね」と呼んで手を引くと、すぐに寝れる日が増えていきました。時にはすんなり寝れない日もあり、まだまだ波はありますが12時を過ぎることは殆ど無くなり、大分規則正しい就寝時間になっています。

変化4

親との交わり・意思疎通について。いつも何か要求するときは母親の手を引いて、「これをやって!」、「あれをして!」等を求めてきたり、その他は一人遊びが殆どでした。

私(母)が廊下の向こうへ行くと、笑顔のまま突然ドアをバタンと占め、「追いかけてきてほしそうな顔」をするので、ドアを開けて追いかけていくと、追いかけっこが楽しいことが分かり、それと「こしょこしょ(くすぐる)」して欲しいことも分かり、追いかけて捕まえ、「こしょこしょ」すると満面の笑みを浮かべ、それを何度も何度も要求してくるようになりました。

変化5

特別支援センターに通っていますが、職員の方から報告を頂きました。一人でおトイレができるお友達を見ていて、今まで怖がって入れなかったトイレに一人で入り、便器の前に立つと、「真似をしたいのだな」と職員さんは思い、ズボンを降ろしてあげました。10秒ぐらい真似をすることができていました。今まで怖がっていたトイレに近付くことすらいやがっていたのに、驚きましたと。

変化6

うんちは数日に一度のペースでしたが、毎日必ず出るようになり、ほっとしています。

 

                                              
                                                    

 

当院内での観察

1.目線が全く合わなかったが、院長と目を合わせたとき数回にわたり、お子さんと院長の目が10秒くらいずっと合い、目線をそらすことがない現象が起きる。


2.院長がお子さんの腕を優しく触って撫でようとすると、体の上半身をやや後ろにやり、嫌がるそぶりを見せるもその直後、自身の手のひらを上にしてパーの状態で、その手を院長の手に触れるくらい近付けてきたので、院長が自分の人差し指をそっと子供の手のひらの真ん中にくっつけ、上下に2~3cmの幅をゆっくり優しく、指先で「なでなで」してあげると、何度もその「なでなで」をして欲しい様子で、手を近付けてきて、おねだりする。(自分から人に触れようとする。触れても嫌がらず、逆に自分から触れることを求める)

 

                                              
                                                    

 

報告2 自律神経活性法実施後、2ヶ月間の症状変化。(令和4年9月末)

変化1

最近「後追い」が急に起こり始め、少しでも私(母)の姿が見えないと大泣きしてしまいます。突然の出来事で驚きました。

*正しい発達が現れ始めております。自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群等の子供達は、神経障害によって正しい発達の姿を現すことが出来ませんでした。神経障害が続いていた場合、本来起こらなければいけない「後追い」自体が、何年たっても現れることはなかったでしょう。その他にも「ポイ捨て」をするケースや、多くのことが出現します。ご安心ください、本来あるべき姿が後年に出現しているだけです。また、正しい発達が見受けられ、徐々に自閉症の諸症状が消えていると考えても良いでしょう。

変化2

毎日通っている療育園とは別に、毎週1回、民間の療育へ行ったときの出来事です。人には全く無関心で人見知りすることは一切ありませんでした。療育へ行くと新しいスタッフの方がいて、顔を合わせたときにUが、慣れている先生の所へ行って後ろに隠れるといった出来事がありました。

変化3

自転車の後ろがUの席で、雨除けのカバーを覆ってチャックを閉めるのを嫌がり、雨が降っている日でも自分からチャックを開けてしまい、いつも雨に当たってびしょ濡れになっていました。ところが最近はお母さんが閉めても自分から開けることが無くなりました。(こだわりの消失)

変化4

今まで靴下を履くこと自体を嫌がり、お母さんが履かせても自分から取ってしまうくらいです。最近自分から靴下を履こうとし始め、靴下の入り口を両手でつかみ、足を近付けて履こうとするようになりました。(こだわりの消失)

変化5

車のおもちゃ、電車のおもちゃ遊びが好きで、それを動かしながら「横から見る遊び」、「タイヤを見る遊び」しかしたことがなかったのですが、車は道路の絵のある所に乗せ、そこを走らせて遊んだり、電車はレールの上にのせて遊ぶことが出来るようになりました。その他色々な遊びに変化が出ています。

変化6. 療育センター1

お部屋で「座って下さい」の先生の声に、毎回1~2人座れないお子さんがいます。先日先生からの報告で、一人のお子さんが歩き回り始めると、座っていたUが立ってそのお子さんを追いかけ捕まえると、その子の席に座らせるように促して、自分の席に戻っていきました。(*数ケ月前までは、U自身がずっと座ることができなかったのですが、時々は座れるようにもなり、この時は座っていられたようです)

変化7. 療育センター2

お昼ご飯の出来事です。今まではお昼ご飯の時間で食べるとき、少し食べては立ち歩き、戻ってきてまた少し食べ、再び立ち歩きをすることをずっと繰り返していました。ところがこの間、10~15分くらいの間ずっと座り続け、集中して食べることができていました。

変化8. 療育センター3

毎朝療育に着くと子供達は、「登園シール」を決まった場所に貼るのですが、あるお友達がシールを貼った後、シール帳を落としてしまい、それをUが見つけてそのシール帳を持って、座っているその子の目の前のテーブルに置いてあげていました。

変化9. 療育センター4

お友達(男児)が一人遊びをしていると、Uがその場に行って、その男児の肩の上に自分の顎をのせ、その子の遊んでいるのをずっと見ていました(*お友達との交流をしたがる)

院長追記 : 自律神経活性法を実施していらっしゃるお子さんは、3才~20才までのお子さん方になります。現在年齢別変化の違い、男児女児の変化の違いをデータ集計しております。自律神経活性法実施のお子さんの総数が多くなったため、年齢別・男女別の違いが見受けられます。まず、年齢がお若いほど変化の速度がやや早く、~5、6才、~12才、~20才と年齢が上がるにしたがって、変化の速度が若干ゆっくり気味になっているように見受けられます。また、男女差についても特徴の違いが出ております。男の子は元来「人の話を聞かず、突っ走ってしまう」積極的な特徴から、自閉症の症状では「癇癪」、「パニック」、「大声を出す」などの大きな特徴が出てきます。対して女の子は元来「落ち着いて、ゆったりとおままごとを好む」性質から、自閉症の症状も「癇癪」、「パニック」、「大声を出す」例は少なく、『大和の泉』飲用後の変化も、男児に比べ多くの症状が少ない分、変化の様子もゆっくり変化しているようです。5、6才~20才のお子さん方は飲用後1~3ヶ月の間に「落ち着き」の出現、「パニック」、「大声を出す」ことが少なくなった場合、明らかに変化が出ていますので、そのまま『大和の泉』飲用を継続して下さい。また、女児についても「落ち着き」や、その他の変化が出てきた場合、同様に『大和の泉』を継続してみて下さい。

 

                                              
                                                    

 

報告3 自律神経活性法実施後、3ヶ月間の症状変化。(令和4年10月末)

変化1

お菓子が欲しいときの変化。お菓子が欲しいとき今までは、お菓子の前まで行きますが、その後どうして良いか分からず、大声で泣くばかりでした。
ここ最近は、自分でお菓子をお母さんのところまで持ってきて、お菓子を持ち上げ、「あ~ん~」(何か言いたげ)と言いながらお菓子を上下にゆすってせがみます。私が「お皿を持ってきたらあげるよ」と言うと、すぐにお皿を持ってくるようになりました(意思疎通ができ始める)。

変化2

お風呂は好きではなかったため、「お風呂に行くよ」と私が呼び掛けても反応が弱く、仕方がないので、ごねるUの手を引っ張るように連れて行く毎日でした。
今では「お風呂に行くよ」と言うと、ごねる様子もなくなり、自分から付いて来るようになりました。

変化3

お部屋でジュースをこぼしてしまった際、泣きながらティッシュを持ってきて、私の手を引いてこぼしてしまった所まで連れていく行動を、することが出来るようになりました。
(*院長:複雑な状況をすぐに理解しており、的確な判断、行動がとれるようになっています)

変化4

楽しいときや遊んでいるとき以外は表情が少なく、「笑顔」を見せることは殆どありませんでした。ここ最近では、楽しいとき、遊んでいるとき以外でも頻繁に、ただの笑顔ではなく「嬉しそうな笑顔」が常日頃から見られるようになり、周囲の方から「笑顔が良いね」とも言われるようになりました。(乏しい表情の消失。気持ち、感情がストレートに表現できる)

変化5(療育センター)

「マッチング(色合わせ)」の時間で、4色(赤、青、黄、緑)の小さな棒と、4色の同じ色のカゴがあり、それぞれの棒を同じ色のカゴに入れるトレーニングがあります。今までは1つもできず、同じ色など関係なく一緒くたに入れてしまっていました。最近では赤の棒と赤のカゴ、青の棒と青のカゴが出来るようになり、数日~1週間後には4色とも分けてきれいに入れることが出来るようになりました。

 

                                              
                                                    

 

報告4 自律神経活性法実施後、4ヶ月間の症状変化。(令和4年11月末)

変化1

髪を切るとき、いつも大変な思いをしていました。髪を切ろうとすると毎回、泣きわめいて大暴れします。私一人で切ることが出来ないのでその都度、主人が「はがいじめ」の様に、体中を抑えてもらい切っていました。ところが前回では、いつものように主人と身構えて切ろうとしたら、泣きわめくことも大暴れすることもなく、すんなり切ることが出来たので、私も主人も逆にあっけにとられながらも、楽に髪を切ることが出来ました。

変化2

睡眠(就寝時間)。この一ヶ月でまた変わってきました。以前は12時を回ることがたまにあったり、夜10時を過ぎることも多々ありました。でもこの一ヶ月では、お昼寝をした日は10時頃に寝て、お昼寝がない日は9時には床に就くようになりました。睡眠リズムが徐々に良くなってきて安心しました。

変化3

療育センターの園庭遊びが変わってきました。園庭で今までは決まって、滑り台を登って滑ることを繰り返すこと。ブランコでは一人で乗れないので私が先に乗り、膝の上にUが乗ってブランコをする2種類しか出来ませんでした。今では、近づくことすら嫌がっていたお砂場に入って遊べるようになったり、一人でブランコに乗れるようになったり、その他の遊びも急に出来るようになってきました。園の職員さんからは、「目を合わせる」頻度が増え、「ニコッと笑いかけてくれる」ことが多くなりましたと言われました。

院長・総評

上記の他に、多くの変化があったようですが、ここで全体をまとめてみましょう。今までできなかった療育での「マッチング(赤、青、黄、緑)」トレーニングは現在、スムーズに出来ているようです。おやつの時間では、自分からお皿とおやつを一緒に持ってきたり、後追いも無くなってきたり、その他多くのこだわりが無くなってきて、非常に安定してきました。
また、「言葉」に変化が出始めています。頻繁に「あ~う~」とイントネーションのあることを言ってみたり、何か言いたそうな様子が多く見受けられます。大分前に、ふとした瞬間に一度だけ「パパ」と発語したことがあったそうです。ですがそれ以来「言葉」自体何も話せないご様子です。ですが先日久しぶりに「パパ」と発語したそうです。久しぶりの「パパ」発言や、イントネーションが入って「あ~う~」その他の発語が出てきていますので、色々な「言葉」が出てくる前触れと言っても良いでしょう。次回の報告は2ケ月後にしてみましょう。

 

                                              
                                                    

 

報告5 自律神経活性法実施後、5ヶ月間の症状変化。(令和4年12月末現在)

変化1

言葉に変化がありますと院長先生に言われたので、何か言い易いように短い言葉をUに言ってみました。「パパ」を何度か言っていると急に「パパパ・・・」と連呼して言ってくれまた、「バナナ」も時折言ってあげると「バ」とはっきり言葉が出て、驚きました。言葉とまで言えませんが、奇麗な発語が出たのは初めてだったので、驚きと嬉しさで興奮してしまいました。

変化2

お風呂に行くからオムツを1枚取ってきてと言ったら、かごから1枚持ってきてくれました。今までは意思疎通が難しく、持ってきてくれることはありませんでした。

変化3

食事の変化。今まで私が食べさせていて、それが当たり前の毎日だったのですが、今では自分からスプーンを持って食べるようになりました。自分から進んで食べ、意欲が出ている感じがします。それと沢山食べるようになりました。

変化4

睡眠。この3日間、眠そうな様子だったのでお風呂前(8時)、7時位に手を引いて寝室へ行くと爆睡する日が続いています。現在の毎日は、お風呂後9時位にはお布団へ行ってすぐに眠ってしまいます。今まで12時を過ぎたり、睡眠のリズムがバラバラでしたが、今まで何だったのだろと思うようになりました。

*院長注釈:思ったことや行動がストレートに出来るようになり、「満足」や「十分な疲れ」が出てきて、健常なリズムになってきたためでしょう。通常自閉症傾向の子供は皆、「睡眠」にも問題が発生するケースが多いです。その理由は、思ったことを伝えられない、行動できないことがストレスを溜め、十分な行動ができないため疲れもなく、精神的にも不安定になるからです。

変化5

風邪。寝る時、掛け布団を毎日自分からはいでしまうため、寒くなる時期~12月までの間に、3回位は風邪を引いて病院へ行っていましたが、今年は1回も風邪を引いていません。

変化6

療育センター。自宅のトイレで便座に座ることが今も出来ないでいます。療育の職員の先生に相談して協力してもらうことになり、先ごろ連絡がありました。療育の個室の便座にUを促したところ、3秒位座ることが出来ましたと報告がありました。

院長総評

段々と出来る範囲が増え、安定してきていますね。睡眠も健常児と同じレベルになっています。また言葉ですが、今まで全く言葉がなかったところ「パパパパパ・・・」と連呼した半濁音や、バナナの「バ」といった濁音まで出てきましたね。いよいよ1語文であっても単語が出てくる前兆と言えるかも知れません。楽しみにして良いのではないでしょうか。次は3ヶ月後にご報告しましょう。今まで5ヶ月間の様子を見てみましたが、順調な回復ぶりです。*5、6才、10才前後~のお子さん方は、もう少しゆっくり目の回復をすると思われます。また、回復変化は個人差がどうしてもありますので、どのお子さんも「ゆっくり」とした姿勢で見守ってあげて下さい。

報告6 自律神経活性法実施後、8ヶ月間の症状変化(令和5年3月末現在)

*変化の詳細については、非常に多くの変化がありましたが、大きな変化のみご紹介致します。また、3月中旬から来院時の4月中旬まで『大和の泉』を飲用できない(飲みたがらない)状態が続いておりますが、そのまま経過を観察していきます。飲みたがらない出来事も良くあることですので、そのあたりの変化も今後見ていきましょう。

変化1

この数ケ月、廊下で食事をしたり、廊下で寝たがる習慣が身に付いていましたが、それらの習慣が元に戻りました。

変化2

バスに乗った後必ずお母さんからUに「バイバイ」と顔を見て手を振っていましたが、Uはいつも前を見たきりで振り向くこともなく無反応でした。ですが3月に入ってからすぐに、お母さんの方を振り向き「ニコ」っと笑うようになり、その意思疎通が毎日出来るようになりました。

変化3

4月初め、お父さんが療育へ連れていくと、療育の職員さんから「おはよう!」と言われた後Uが「おはよう!」と言葉を出し、職員さんもお父さんも初めて言葉を発したのを聞いて、びっくりしてしまいました。私はそれをお父さんから聞いて、どうしてもUから出る言葉を聞きたいと思い、家でその日に試してみました。ちょうどUが「のり」を欲しがっていたので、私がのり「ちょうだい」と言ってごらんと何回か言うと、「ちょうだい」と言ってくれ、その日は1回きりでしたが、「おはよう」や「ちょうだい」という言葉が出て、その日一日は嬉しくて仕方がありませんでした。約1ヶ月間『大和の泉』を飲んでくれなくなったことがすごく心配です。

院長談:この数ヶ月、様々なイントネーションの発語が続いておりました。それは「言葉が出る」前兆ともいえます。そしていよいよ「おはよう!」、「ちょうだい」という言葉が出てきましたね。今後、徐々に、少しづつ言葉は増えていくことでしょう。また、3ヶ月後を目途に掲載させて頂きたいと思います。明らかに問題となる諸症状が、無くなっています。*来院時、お母さんと上手な他の飲ませ方等話し合いました。

 

                                              
                                                    

 

症状変化の様子レポート 報告7 11ヶ月間の症状変化(令和5年6月末現在)

出来ることが増え、様々なこだわりが消えたり、毎日笑顔が出て楽しそうな日常を送れています。睡眠時間も安定しておりますが、まだ難しいことも多々あります。偏食があったり、出来ないこともありますがそのままの日常を見ていきましょう。

変化1

言葉。「おはよう」、「ちょうだい」だけでなく、「うんち」、「パパ」、「ママ」などの言葉も出てきました。ただ、これらの言葉は今のところ、たまに出ている状態で、殆ど毎日出ているわけではありません。ですが「ダイジョウブ?」と何となく聞こえるイントネーションなど、まだまだ言葉の変化は続いています。

変化2

この数日自宅で、お丸でおしっこが出来るようになってきました。療育でも連日、トイレの子供用便座でおしっこが出来るようになっています。

*注1: 前回の報告で『大和の泉』を1ヶ月くらい飲めない日が続いたり、最近も飲めないことが連日続いたりといったことがあります。その辺りの状況も併せて変化の様子を見ていきましょう。

*注2: 今年5月中旬より当院で、鍼治療を併用して開始しました。次回報告はお子さんのペースに合わせ大きな変化が続いたときに報告することにしましょう。心配は特にないように思われます。変化の出方は年齢や症状の重さによってもまちまちで、『大和の泉』をずっと飲み続けているお子さんや、飲めないでいるお子さんもいらっしゃることでしょう。今後はゆっくり見ていきたいと思います。

殆どのお子さんに回復変化がはっきり見られます。また、「鍼治療」を併用しているお子さん方のグループの方が、回復変化が大きいように見えます。

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