PVL/脳室周囲白質軟化症 レポート16 / 脳室周囲白質軟化症(PVL)の治療ならさいたま市の大和鍼灸院へ

PVL/脳室周囲白質軟化症 レポート16
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PVL/脳室周囲白質軟化症 治療前・治療後の最新動画 レポート16

レポート1~4までは、PVL(脳室周囲白質軟化症)当院の指標、PVL/大和スケール・グレード3を軸に公開致しました。グレード3は様々な緊張はあるものの、「独歩が出来る」お子さんのグループになります。緊張、運動障害の出方がはっきりしており、また軽度グループなので、治療効果の変化が大きく出やすく、分かり易いグループになります。参考までに下記に、グレード1~3、グレード4~6、グレード7、8、グレード9、10を掲載します。

  • グレード1~3 軽度であり、かかとが浮いてしまう、足先が内転するなど、様々な緊張や硬さといった麻痺はあるものの、自身での立位、独歩が出来る。
  • グレード4~6 やや重い運動障害や若干の知的障害を伴う場合がある。自身での立位不可、独歩不可。全身各所の筋の過緊張が強く出ており、足がクロスする。
  • グレード7、8 出生時体重500g以下で予後不良、または新生児仮死などの合併症をわずかながら伴うグループ。かなり重い運動障害や知的障害がある。自身での立位不可、独歩不可。グレード4~6よりも一段と全身の過緊張が強く出る。
  • グレード9、10 最重度の運動障害、知的障害がある。3才になっても寝返り不可、移動不可、視力0で、治療効果が大変出にくいタイプ。

 

 

 

レポート16

M.Hちゃん 初診: 令和4年1月25日 (6才2ヶ月)
3週間特別治療 令和4年3月20日~4月9日 実施

医師から言われた言葉
40週6日、3592gで生まれ、出生時は異常なし。 5歳2ヶ月の時にMRIを撮った際、医師から「軽度の脳性麻痺です。歩行不良の原因はおそらくこれでしょう。」と言われました。それ以上の詳細な説明がなかったので、私が「脳性麻痺もいろいろ種類があるかと思いますが、PVLですか?」と質問したところ、「よくご存知ですね。そうです、PVLに該当するかと思います」と言われました。

 

成長の記録
40週6日、3592gで生まれ、出生時は異常なし。
1歳4ヶ月から歩き始めましたが、足の踵が倒れ込んでいるように思い、1歳8ヶ月頃に小児整形外科に行ったところ「外反扁平足のようだが、この時期の子供はみんな扁平足だから気にせず、靴を履いてたくさん遊ばせてください。」とのことだったので、靴選びやインソールに気を配り普通に過ごしていました。
しかしながら、転びやすく、なかなか歩行距離が伸びなかったのと、同月齢の子と比べると足元が不安定だったように思います。

4歳すぎた頃から筋肉がついてきたせいか転ぶ回数は減ってきましたが、今度は内股になり、踵が浮くようになってきました。
整形外科的な疾患だと思っていたので、定期的に整形外科に行っていましたが、診断はいつも「様子を診ましょう」。あらゆる民間療法も行いましたが、たいした変化はありませんでした。

医師の診断がおかしいのではないかと思い始め、整形外科の先生を変えてみたところ、「踵がずいぶん硬いね、出産の時低酸素とかなかった?」と聞かれ、特に問題のない出産ではありましたが、神経内科に診てもらうこととなり、PVLだとわかりました。

原因がPVLだと明確にわかったため、何か改善する治療はないかと検索したところ、大和鍼灸院のHPの動画にたどりつき、大変驚きました。そして、「ここだったら娘を治してくださるのではないか」と思い、すぐに予約の電話をしました。
幸い家から通える距離であったため、すぐに3週間特別治療を開始し、現在は足の内旋がだいぶ減り、右足の踵の浮きもかなり少なくなってきました。
現在は、週3回の1日治療に通院中です。

PVL/脳室周囲白質軟化症動画1 令和5年(2023年)7月19日公開

 

 

お母様からのコメント

*治療終了時にコメントを頂きます

 

院長コメント

3組目のお子さんは女の子です。6才になる女の子ですが特徴は、両足のかかと浮き、両足の内旋があるケースになります。では動画を見てみましょう。

動画の前半でズボンをはいているのが治療前、次のスカート姿のものが治療後になります。治療直前のものから見てみましょう。ゆっくり歩く、早く歩く、2種類の歩き方をしてもらいました。動画ではどうでしょう。ゆっくり歩いても、早く歩いても「かかとの浮き」は、はっきり映っています。かかとの浮きの高さは小さいのですが、地面に着くことができません。また、足先の内旋は両足ともほぼ同じ角度で内側に入ってしまいます。また、膝自体もかなり内側に向き、両膝の内側が時々ぶつかっていますね。

2本目は、3週間特別治療の約3ヶ月半後に撮影したものです。はじめはゆっくり歩いてもらいました。かかとの浮きはどうなっているでしょう。しっかり地にかかとがついていますね。足先の内旋も、内側への入りが弱くなっています。後半は少し早めに歩いてもらいました。早めに歩いてもかかとが上がることはなく、地面にちゃんと着いています。女の子は男の子より関節が柔らかく、筋力の強さも弱いため、効果の出方が早く出やすいのが特徴です。逆に男の子はすぐに興奮したり、筋力も強いため緊張の出方が大きく、麻痺が取れる速度は女の子に比べ、やや時間が掛かります。膝にも注目してみましょう。両膝の間がいつも空いていて、ぶつからなくなっています。また歩くときに膝の向く方向が大分正面に向かっていますね。

1組目、2組目、3組目と見ていただきましたが、如何だったでしょう。この後、どのお子さんも「緊張」は徐々に取れていくことになるでしょう。みんな頑張ろうね。

PVL/脳室周囲白質軟化症動画1 令和5年(2023年)8月1日公開

 

院長コメント

M.Hちゃんのその後をご覧下さい。「動画1」の約1年後の映像になり、今年の5月に撮影したものです。

まずは普通の歩行をしてもらいました。きれいな足取りで、「かかと」の着きは十分に安定していますね。麻痺は随分取れてきています。また足先の「内旋」ですが、M.Hちゃんの内旋は麻痺からくるものではないようです。この様なケースもあるので解説しておきましょう。

麻痺由来の内旋は、かかとの緊張が取れていく際にほぼ同時に取れていきます。ですが女児に多く見られますが時折、遺伝的要素からくる内旋があります。街中でもよく見かけますが、女子学生や大人の女性で歩きを見ると時々、足先が内旋(足先が内側へ向く)している方を見かけます。この内旋は病的なものから起こるものではなく、体の構造上や正常な遺伝的要素から起こっているものなので、特に心配はいりません。私の娘も、M.Hちゃんより大きく「内旋」しています。時々「内旋」が残る場合がありますが、「かかと」がちゃんと常時着けるようになった後も「内旋」が残る場合、遺伝子由来のものは大丈夫ですのでご安心下さい。

次に「小走り」での歩行を見てみましょう。普通の歩行同様、「かかと」が瞬間的にちゃんと着きながら「小走り」が出来ています。非常に順調な麻痺の取れ方ですね。そして最後に「屈伸」をしてもらいました。M.Hちゃんは今まで「屈伸」が出来ませんでした。ですが「かかと」を90度以上曲げる屈伸は、足の麻痺がかなり取り除かれ足の力を「抜く」筋肉の使い方が出来ないと、まったく「屈伸」は出来ません。ですがM.Hちゃんは、力を「抜く」動きも段々と習得してきており、屈伸が出来るようになってきました。「かかと」が浮くお子さんが屈伸をしようとすると、膝を曲げた途端「かかと」も一緒に浮いてしまうので、「かかと」が浮いているお子さんがいらっしゃる方は、試してみて下さい。麻痺が十分に取れてくるとM.Hちゃんの様に「かかと」が付いたまま屈伸が出来るようになります。

*現在「自閉症」児を回復することが出来る治療法が確立し、この1年「自閉症」児への解説や「治療のご案内を重点的に行ってきましたが、PVLレポート16のご報告以後、その他のお子さん方の回復の様子も順次公開していきますので、どうぞご期待下さい。どのお子さんも順調に回復していきます。

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