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PVL/脳室周囲白質軟化症 レポート5
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PVL/脳室周囲白質軟化症 治療前・治療後の最新動画 レポート5

レポート1~4までは、PVL(脳室周囲白質軟化症)当院の指標、PVL/大和スケール・グレード3を軸に公開致しました。グレード3は様々な緊張はあるものの、「独歩が出来る」お子さんのグループになります。緊張、運動障害の出方がはっきりしており、また軽度グループなので、治療効果の変化が大きく出やすく、分かり易いグループになります。参考までに下記に、グレード1~3、グレード4~6、グレード7、8、グレード9、10を掲載します。

  • グレード1~3 軽度であり、かかとが浮いてしまう、足先が内転するなど、様々な緊張や硬さといった麻痺はあるものの、自身での立位、独歩が出来る。
  • グレード4~6 やや重い運動障害や若干の知的障害を伴う場合がある。自身での立位不可、独歩不可。全身各所の筋の過緊張が強く出ており、足がクロスする。
  • グレード7、8 出生時体重500g以下で予後不良、または新生児仮死などの合併症をわずかながら伴うグループ。かなり重い運動障害や知的障害がある。自身での立位不可、独歩不可。グレード4~6よりも一段と全身の過緊張が強く出る。
  • グレード9、10 最重度の運動障害、知的障害がある。3才になっても寝返り不可、移動不可、視力0で、治療効果が大変出にくいタイプ。

独歩が出来るタイプのお子さん方は、治療期間が最も早く終了するタイプですので、
独歩が出来るお子さんがいらっしゃる方は、早期に治療を行った方が良いでしょう。レポート4までは、分かり易い変化をする、独歩が出来る軽度グループを先行して公開致しました。さて、準備が整ってきましたのでこれより、やや重いグループ、グレード4~6をしばらく公開致します。今しばらくお待ち下さい。

 

レポート5

 M.N君 奈良県在住 初診 令和元年 3月24日 1才2ヶ月  PVL(脳室周囲白質軟化症)と診断 令和2年4月8日掲載

医師から言われた言葉

NICUでのMRI検査で「脳室周囲白質軟化症(PVL)」であると告げられる。
主に下肢の運動機能に障害が残ることが多く、個人差の大きい病気であり足首が硬い子もいれば車椅子の子もいるとのこと。
症状が出るかは現段階では分からないため、上の子と同じように育ててくださいと言われる。
その後足首の硬さが出始め、1歳頃からPTによるリハビリ開始。

 

成長の節目の記録
出生31週 1510g
首すわり5〜6ヶ月
寝返り1歳4ヶ月
ずり這い1歳8ヶ月

 

PVL/脳室周囲白質軟化症動画1 令和2年(2020年) 4月8日公開

 

 

 

お母様からのコメント

NICUから退院する時は症状が出るか分からないと言われたため、リハビリが始まるまで何も治療してこなかったことに後悔し、理学療法の他にも何か出来ることがあるのではないかと自分で調べるようになり、大和鍼灸院にたどり着きました。
初めてお電話をした時、女性の先生がとても親身に話を聞いてくださり、不安だらけだった気持ちが少し楽になり、とにかく行ってみて診てもらいたいと思い埼玉へ向かいました。

院長先生から「白質を育てることが出来る」「麻痺を取ることが出来る」「完治レベルまで持っていける」という言葉を聞いた時は驚きと正直信じられない気持ちでした。
しかし、そのように言ってもらえる先生に出会えたのは初めてで、救われた気持ちになったと同時にかけてみたい、可能性があるなら出来る限りしてあげたいと思うようになりました。

 

院長コメント  M.N君  PVL/脳室周囲白質軟化症 グレード6

初診 令和元年 3月24日 3週間特別治療 令和元年 8月6日(1才6ヶ月)開始 8月23日終了

 

PVL(脳室周囲白質軟化症)専用、「3週間特別治療」開始までの間に、M.N君は3度治療に来院されました。動画の初めの映像は、「3週間特別治療」実施期間あたりの映像から始まり、2番目の映像は10月の変化、3番目の映像は翌年1月の変化となります。解説を簡明にするため、8月実施の「3週間特別治療」時の状態から解説致します。

「3週間特別治療」開始前は、寝返り不可(おおむね)、ズリバイ、ハイハイ不可の状態で、映像にあるように、うつ伏せの状態から手や足がまだ上手に使えない状態で、かなり重い症状と言えます。次の映像は特別治療実施2ヶ月後の変化となります。急速に手や足の使い方が出来るようになり、「ズリバイ」が少しできるようになりましたが、まだ手を上手に使うことが出来ません。次の映像は、特別治療実施5ヶ月後になります。「ズリバイ」がかなり上手に出来るようになり、足で床をけるときは「空振り」してしまいますが、注目点は「足首」で、足先の指が床をけるとき、「空振り」はしているものの、「尖足(*足先が緊張のため、ピンと伸び切ったまま)」にならず、足先が「背屈」しており、いつでも「ハイハイ」に移行するレベルにまで来ていることです。

最後の映像は、座るときはお母さんの介助があり、座った直後からの映像です。自身の力だけで出来る様子を撮ったのもですが、1才6ヶ月(特別治療実施時)の時点では、「寝返り不可」、「ズリバイ不可」、「ハイハイ不可」といった全身の過緊張が見られ、自身の力では殆どのことが出来ませんでした。ですがこの状態は、PVL(脳室周囲白質軟化症)専用、3週間特別治療を実施し、その効果がはっきりと出ている映像とも言えるでしょう。座位の様子を見ると、前後の体重移動や左右のバランスが自身の力で保て、膝立ちの動作から、興味のあるものに、スムーズに手を出すことも出来るようになっています。

1才6ヶ月での3週間特別治療の実施を、当院からお勧めした理由があります。麻痺、運動障害(過緊張)は日を追うごとに、月を重ねるごとに、徐々に強くなっていきます。初診時に症状が非常に重い場合、3週間特別治療実施を2才時に、或いは3才時に行っていた場合、2才時点でも「ズリバイ」や「お座り」は出来ていなかったでしょう。また、3才時に特別治療を実施した場合、「ズリバイ」は何とか出来ていても、「お座り」はまだ出来ていなかった可能性があります。症状が重い場合、3ヶ月でも、6ヶ月でも早く、「スタート時点で急速に回復させる」ことの意義がここにあります。効果的な治療をせずに2才になる、3才になり、麻痺や過緊張が大きくなる前に、1才6ヶ月で特別治療を実施したため、2才になる前に既に「ズリバイ」や「ハイハイ」の前兆までの動きや、「お座り」まで出来るようになりました。2才までにここまで出来るようになれば、次の目標は「奇麗なハイハイ」となり、それは間近に獲得できる地点にまで来ました。「奇麗なハイハイ」が出来るようになったら次の目標は、「つかまり立ち」、「伝え歩き」となります。

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