クローン病
クローン病への、当院の取り組み
従来までの、クローン病への当院治療法は、「脳神経」、「免疫系」に特化した治療内容となり、自己免疫疾患については著しい効果を発揮してきました。令和元年、各疾患毎に治療内容の大掛かりな見直しが行われました。クローン病については、「自律神経」への働き掛けを治療に追加した結果、今まで以上の効果が顕著に表れたため、新しい治療法を導入致します。この治療法の導入により、従来よりも高い効果が得られまた、治療頻度が軽減される利点があります。具体的な治療のご案内は、ご来院時にさせて頂きます。「自律神経」の大切さ、有用性については、下記『免疫系は全ての最上位指揮官』をご参照下さい。
クローン病
原因不明の疾患で10~20代の若年層に多くみられる。日本の患者数では10万人と推定され、毎年1500人程増加しており、2012年現在では、3万人を超える。 症状の特徴は、消化管に不整型の深い腫瘍を形成し、粘膜の炎症、腸管内腔が狭くなる慢性の炎症病変である。口腔から肛門までの消化管のあらゆる部位に発生し、小腸・大腸が好発部位となります。
原因
遺伝的な原因説、細菌・ウイルス感染説、食事アレルギー説、微小血管の血流障害説などがあります。最も有力視されているものは「免疫異常反応」ですが、特定された原因は未だはっきりしておりません。
近代医学の試み
栄養・食事療法
経腸栄養法と完全中心静脈栄養がある。経腸栄養法では、成分栄養剤、消化態栄養剤、半消化態栄養剤がある。通常の食事では低脂肪(1日30g以下)で不溶性繊維の少ない食事が勧められ、香辛料・炭酸飲料を避けたり、腸管を刺激しない低刺激の食事が求められる。
薬物療法
薬物療法も主流で5-アミノサルチル酸(5-ASA)製剤、副腎皮質ホルモン(ステロイド薬)免疫抑制剤、抗TNFd抗体、抗菌剤などを使用する事が多い。
当院での治療法・実績
当院で最も治療実績のあるものの1つは免疫系疾患です。
回復率が高いもので、当院が力を入れているものを挙げると、花粉症、リウマチ、SLE(全身性エリテマトーデス)、クローン病の免疫系疾患です。これら免疫系疾患は、非常に回復率が高く、全治する可能性も高い。
*病院で処方される薬を、長期服用されている場合、回復率が大きく下がります。当院で治療をお考えの方は出来るだけ早期に、お薬の服用を止めるか減らして下さい。
免疫系疾患が何故「著しい回復」に向かうのか。まず基本となる考察は、体内で「一時的に免疫系が、誤作動による自己攻撃を行っている」という位置付けが大切な要因になります。そして当院で特定した全身の必要とされる刺鍼個所に、同時に強い鍼刺激を与え続けることが重要なポイントになります。免疫系の特徴として、「刺激」という形で免疫系を興奮させ続けると、免疫系は「易疲労」を起こし、「興奮出来ない状態」となり、大きな活動を止めてしまう特性をもっています。ヒトの遺伝子、脳神経は「恒常性維持機能(ホメオスターシス)」という特徴があります。過剰反応を起こしていない状態(興奮出来ない状態)を体内に作り続けると、この体内状態が本来あるべき「正常な状態」と判断し、以後「過剰反応を起こさない」よう、正しい指令が脳神経から免疫系へ伝達されるため、正常へ向かっていくのです。
さて、クローン病への治療についてですが、患者様には薬の服用を止めて頂くか、減らしながら当院の治療を開始します。「痛みが消失」「微熱・発熱が正常となった」「病院での化学検査で、炎症反応がなくなり、検査結果で陰性となった」など、結果が続々と出ております。ある若い患者さんは最新の薬「ヒュミラ」を2週間毎に服用(静脈注射)していましたが服用を止め、当院治療を開始してから2ヶ月後の検査で正常(陰性)4ヶ月後の2回目の検査でも正常(陰性)と病院での検査結果のご報告を頂きました。
その後、天ぷらやかつ丼などの食事をとっても体調は一切崩れず、ご本人も、痛みもなく、問題のない日常生活を送られております。 クローン病は決定的な治療法がないとされており、症状を軽減する強い薬に頼らざるを得ないのが現状の様です。ですがようやく期待される治療結果が当院では次々出ており、炎症、痛みが完全に無くなった方の症例数は非常に多くなっています。また治療頻度についてですが、多くの臨床結果より、遠方の方は1~2ヶ月に1度の治療ペースでも十分に回復が可能となって参りましたので、安心して治療に専念頂けると思います。
全国の「クローン病」で苦しむ患者様方に是非一度、治療を受け、実際にその効果を実感されてみては如何でしょう。臨床数は年々増え続け、回復率は上がっております。薬に頼らなくてもクローン病は十分に回復していく疾患ですので、是ぎお試しになってみて下さい。(*消化管の全摘や、罹患歴が10年以上など、回復しにくいケースもあります)。
クローン病と診断された方々へ(令和5年)
この数年、小学生~大学生、また20代~30代の方で「クローン病」と病院での診断を受け当院を受診される方が増えております。胃や腸がズキズキして痛む、お腹が痛い、食べたすぐ後に腸のあたりが痛む、微熱や下痢が多くなったなど。近年はストレス社会から「超ストレス社会」と時代が変化しております。いわゆる「自律神経失調症」の患者さんが増加傾向にあると同時に、最も多く出現する症状が「胃腸炎」になります。あまりの過度なストレスを受けると、胃や腸に痛みや炎症が出始めます。その症状が続くと、下痢や腹痛、体重の減少などが現れやすくなります。ですがこれらの症状は一般的に誰にでも起こりうる症状で、治ってしまうレベルの疾患です。ですが近年、多くの病院では「胃腸炎」ないし「やや重い胃腸炎」であっても「クローン病」との診断を出してしまうケースが非常に目立っております。薬を飲まなくても回復することが殆どですので、「クローン病」と診断を受けた方は是非一度、当院の治療をお試し下さい。
*胃腸炎が長期化すると胃腸内壁に強い炎症が起こったり、狭窄が起こることもあります。*薬の服用後、強い副作用によって症状が悪化するケースが見受けられます。
患者様コメント一例
*毎年、クローン病、クローン病の疑いと診断され、多くの方が当院を受診されております。その一例をご紹介させて頂きます。(令和5年5月)
1.S.Kさん(東京都在住、30代会社員男性)
去年病院でクローン病と診断されました。原因は恐らく、仕事の環境だったんじゃないかと思います。同じ職場で苦手な上司がいて、よく色々な注意を受けています。始めはお腹が痛くなり、段々とその痛みが広がっていきました。最近では食事後の痛みがひどく、食べたものがお腹で通過するときにそこが痛くなります。食後は毎回痛みがあり、食後以外でも色々なところが痛みだしてきました。
病院の薬をあまり飲みたくなかったので、他に治療法はないか探していたところ大和鍼灸院さんを見つけて通ってみることにしました。始めは週2回の治療頻度で、2週間目くらいからお腹全体の痛みが少なくなってきました。2~3ヶ月もすると食後必ず出ていた痛みもぐっと少なくなって、4~5ヶ月目から週に1回の治療ペースになりました。
その頃院長先生から「自律神経」を活性化させると、胃腸の炎症も回復しやすくなると説明を受け、少しでも早く治したかったので実施してみました。大体6~7か月過ぎたくらい辺りから、食後の痛みも殆ど出なくなり、院長先生からはもう治療は終了しても大丈夫でしょうと言われました。ただ、仕事環境の心配もあり、1ヶ月に一度の治療を希望したところ、良いですよと言ってもらえ今も通っています。本当に良かったです。 *令和5年5月、現在通院継続中
2.M.Yさん(埼玉県在住、50代会社員男性)
もう年々も腹部に痛みがありましたが気にせず生活を送っていました。数年前から徐々に痛みが大きくなった気がします。健康診断で腸の炎症を指摘され、内視鏡検査を受けることになりました。すると、強い炎症が大腸に2ヶ所と、直腸に1ヶ所あることが分かり、すぐに薬を処方され服用しました。早く体調を戻さないといけないと思い、病院以外を探したところクローン病に詳しい大和鍼灸院があったので受けてみることにしました。幸い凄い近所だったため、通いやすく助かりました。
始めの3週間くらいは週3回、4週目から週2回のペースで治療を受けました。4ヶ月目くらいから週1回の治療になりました。まず、痛みの他に軟便や下痢が多かったのですが、普通の便が出るようになり1~2ヶ月で痛みは殆ど出なくなりました。ただ大腸3ヶ所に炎症があったので、先生にお任せしてしばらくは週2回ペースで治療をお願いしました。3ヶ月ちょっとしたころには便の状態も、お腹の痛みも全く感じなくなり次の内視鏡検査まで毎週1回通っています。年に1回検査をすることになっていましたが、次の内視鏡検査では大腸の2ヶ所は炎症が無くなっていて、直腸に若干残っていると病院で指摘されます。家族とも話し合い体調管理も含め、その後もずっと週1回ペースで通っています。2回目の内視鏡検査では直腸にあった炎症も無くなっていました。お陰様で、痛みはずっと出ていません。*令和5年5月、現在通院継続中
3.T.Sさん(埼玉県在住、60代会社員男性)
通える範囲のところで鍼灸治療をしてくれるところを探して大和鍼灸院さんを見つけました。始めは電話をして自分の体調を話し、病院でクローン病の疑いがあることもお話しました。すると、「クローン病ではないかも知れませんよ。まだ分かりませんが、2~3ヶ月で随分良くなると思います」といって頂き、思い切って受診してみました。
初診で今までの様子をお伝えすると、「クローン病ではなく、労作性心因性胃腸炎だと思います。やはり数ケ月で十分に回復するでしょう」と言われ、始めは週に2回の治療を受けました。症状は毎日、お腹のあちこちが痛いのと、最近は下痢がよくありました。3週間過ぎたころから大分痛みが無くなったことや、下痢も殆ど出なくなりました。4週目から週に1回通ってもうすぐ3ヶ月目になりますが、下痢も痛みも無くなっています。先生からはあと1ヶ月くらいで終了しても大丈夫だと思いますよと言って頂き、それを目途に治療を終わりにするか今迷っています。院長先生にはお世話になりました。 *令和5年5月、通院継続中
4.R.Fさん(福岡県在住、20代大学生・女性)
母と二人でクローン病に詳しいところを調べて、大和鍼灸院さんへ通ってみることにしました。遠方のため毎月1回のペースで3ヶ月間始めは通いました。通院時は5日間連日、午前午後と1回づつの治療ペースです。症状はお腹に痛みが毎日あり、時々下痢があります。病院でクローン病と診断されました。院長先生からは殆ど炎症は無くなり、正常になると思いますと言って頂きました。大学4年生で就職活動をしながらだったのですが、3ヶ月間通って痛みも下痢も無くなりましたが、時々少しだけお腹の痛みが出たので、先生の勧めで2ヶ月に一度のペースでその後2回通院しました。ちょうど就職が決まった後でしたが、気になった痛みは1回も出なくなったので治療を終了しました。院長先生、本当に有難うございました。
5.E.Tさん(栃木県在住、30代会社員男性)
自分でも原因が分かりませんが、仕事でのストレスだったのかなと思います。病院を受診するとクローン病と診断されました。病院から薬を処方されずっと飲んでいましたが、徐々に痛みがひどくなり検査でも炎症が強くなっていることや、腸に穴が開く恐れがあるということで「ストマ」を付けることになりました。病院へ行っても、薬を飲んでも悪化していくばかりで、他の治療法を探していたところ大和鍼灸院が良いと思い受診しました。
初めの2~3週間は週に3回ペースで、その次から週2回の治療を受けていました。
治療を始めて1、2週間目から痛み自体が弱くなったと思います。1ヶ月、2ヶ月もすると痛みがはっきり弱くなり、一日中痛かったものが、時間によっては痛みを感じないことも増えていきました。院長先生からの勧めで、薬を徐々に減らしながら痛みが消えていくので希望が持て、3~4ヶ月目くらいから薬を全部止めました。定期的に病院で検査をしていますが、病院でも炎症が小さくなっていると言われました。治療開始から6~7ヶ月目に、いよいよ「ストマ」を取ることになり、その後も経過が良好で週1回治療を続けました。トータルで1年近くかかりましたが、すっかり痛みはなくなりストマも取れ、普通の生活を送れるようになりました。院長先生、職員の皆さん、本当に有難うございました。
6.N.Aさん(千葉県在住、20代会社員男性)
だいぶ前から胃腸が弱く、ずっと下痢気味でした。最近では、てんぷらやお肉など、消化に悪そうなものを食べるとすぐにお腹が痛くなるので控えるようにしています。最近病院へ受診して、クローン病と言われました。薬だけは飲みたいと思わなかったので、「鍼が良い」と聞いていたので鍼灸院を調べ、大和鍼灸院さんが詳しそうだったことや、初診の説明がすごく分かり易く、説得力があったので治療をお願いしました。
初めの3週間は週3回の治療で、その後しばらくは週2回の治療ペースでした。初めの1~2週間はそれほど変化を感じにくかったのですが、3週目くらいから下痢の回数が減ったことや、食べた後のお腹の痛みが和らいだように感じました。2~3ヶ月すると下痢があまり出なくなり、調子に乗ってラーメンとか食べたら下痢になりました。その後も全体的に調子が良く、下痢も殆どでなくなり痛みも感じないことが多くなりました。治療を始めて4~5ヶ月くらいの時に院長先生から、「自律神経」を活性化させると回復が早まることを聞いたので、試してみました。その頃は週に1回の治療頻度で、すごく調子が良くなり院長先生から「試しに、お肉やてんぷらなど、少しだけ食べてみましょう」と言われ牛丼を食べてみました。心配もありましたが、殆ど痛みは出なかったので院長先生と相談しながら油ものを徐々に多くとるようにしました。治療開始から7~8ヶ月で「もう大丈夫でしょう」と言われ、体調にも自信が持てたので治療を終了しました。有難うございました。
お気軽にお問い合わせ下さい
当院にご関心のある方や、通院はしないけれど自分の病気や症状についていろいろ知りたい、相談したいという方等、小さな質問でも随時お答えしますので、お気軽にお問い合わせください。
尚、鍼治療の効果と症状の改善は、病気の軽重・種類・発症時期・患者の体質・年齢・体力など様々な状況によって左右されますので、先ずご相談ください。