赤ちゃんたちの様子
みんながポジティブなイメージを持つ
pvlだからといって、運動なんて無理だと思っていた親御さんの前で、私が子どもちゃんに、でんぐり返しや、逆立ちをさせて、親御さんの驚かれていた顔が忘れられません。
少しお手伝いをすればできるタイミング。これが子どもたちのより正しい動作習得のコツです。
また、首がなかなか座らない子に、水の中でのトレーニングをご紹介して、後日、動画で手足を自由に動かす姿を見た時は、目頭が熱くなりました。
例え将来、杖や車いすの助けが必要な子であっても、身体を動かすことの楽しさを知らなくて良いはずはありません。
また、より高い目標に向かって、治療やトレーニングを積極的にやらせることは、子どもたちの可能性に出会うチャンスです。
大和鍼灸院に通う子どもたちをみてきて、そう確信しています。
そのようなポジィティブなイメージを親御様をはじめ、みんなで持っていられたら、本当に幸せなことだと思います。
将来の身体作りのためにも
将来、大人になってから起こるかも知れない、筋・関節、姿勢の不具合を、今、同時に防いでいると言って良いでしょう。
この視点を是非、親御様にお持ちになって頂きたいと思っています。
今の発達の遅れも気になりますが、子どもたちが将来、大人になった時に、生き生きと暮らしていけることが大切です。
そのために今できることを一緒に考え、大切な成長期を、どう過ごしていくか、ご提案できたら嬉しく思います。
嬉しいご報告
時々、大和に通う子どもたちのドクター、リハビリの先生、療育や保育園の先生からの嬉しいご報告があります。
それは以前より身体が柔らかくなった、関節可動域が飛躍的に上がった、かかとが着くようになった、また、赤ちゃんの主治医には関節の強い癖がなく、良い経過をたどっているなど。
お母さんからのご報告であったり、直接メールを頂いたりと様々ですが、そのような時は何よりも嬉しくなります。
親御さんの心の変化
子どもたちが大和に通い始め、できることが増えていく。
その成長を見た親御様たちの笑顔に遭遇した時、本当にこの仕事をしていてよかったと思います。
子どもたちの身体が柔らかくなり、動かし方を覚え、自分の身体が動くことを知ると、子どもたちの目は輝きを増します。
麻痺の強さにかかわらず、どの子も必ず嬉しい成長を見せてくれます。
わが子の可能性を信じて大丈夫です。
私が描く理想の環境
子どもたちにかかわる全て人と連携して、子どもたちに一番適した治療環境を、その時々に親御さんと一緒に考えていけたらと思っています。
今、子どもたちを取り巻く環境は、地域により偏りがあり、また医療の連携も未開拓の領域だと感じています。
浜松にあるメディカルフィットネスLENには、パラリンピックメダリストの鈴木孝之選手を育てた先生がいらっしゃいます。伊藤裕子先生。 31年間、障害を持つ子を育てるお母さんに、寄り添ってきた人でもあります。
昨年、大和鍼灸院に通うお子さんを通して知り、すぐに見学に行きました。
障がいを持つ人も持たない人も、同じ空間で生き生きと身体を動かしている光景は、衝撃的でもありました。
水の中で自由に身体を動かす子どもたちの目は、キラキラと輝いていました。
LENのような光景が、日常、当たり前のように日本中に広がることを願っています。
情報のご提供
pvlの情報は、おそらく少ないのではないかと思います。
日本では、その分野の研究はあまりなされていないようで、私の知る限り、医療体制の連携もまだまだ未開拓です。
私がこれまで親御様より得た情報である、各地域のリハビリ事情、療育、学校、その他の施設など、私が知る限りの情報がお役に立てたらと思っています。 遠慮なくご連絡頂けたら幸いです。
治療を悩まれている方へ
もし定期的に通うことができなくても大丈夫です。
お子様のご年齢、身体の特徴に合わせた、ご家庭向けのトレッチやマッサージの方法など、お伝えしたいと思います。
病院で診断を受けたばかりで、大きなご不安を抱えていらっしゃる親御様、治療をするしないにかかわらず、お気軽にご連絡ください。
また、学童期のお子様の親御様、乳幼児期を過ぎても遅くはありません。
小学生の患者様も通っており、尖足や姿勢異常が大きく改善されています。
お気軽にご連絡ください。
親御様のお気持ちが、少しでも楽になることを、心から願っています。