皆さん、次のフライトは、今から約30年前のアメリカ大陸への航行となります。その時代はちょうど、様々な「キャンペイン」が、多くのメディアで取り沙汰されておりました。当時のアメリカでは、こぞってとある問題を取り上げ、一斉に報道されています。ちょっと聞いてみましょう。

 

 

アメリカ上院議員、下院議員は大きな声で「No Smoking(ノースモーキング)」、「タバコを吸う者は、自己管理が出来ない者だ」と、声を高らかにスピーチしています。そう、1980年代のアメリカでは、タバコを吸う者は「自己管理が出来ない者」と、一斉に報じておりました。まるで、タバコを吸う者は「悪者」といった印象を前面に押し出しています。ところが10年後に突然のことです、「No Smoking」を訴える理由が昨日まで「自己管理が出来ない者」から一変し、「健康に悪い」、「癌になる」と豹変したのです。これらは全て事実の流れですが、つい昨日まで「自己管理が出来ない者」であったはずなのに、何故翌日には「健康に悪い」、「癌になる」と訴えが全く違う理由になったのでしょう。アメリカの「一大キャンペイン」には必ず、「意図的な背景」があることは有名です。そう言うと、一般的には「次期選挙に向けて、得票を上げるため」、「健康食品産業から、多額の資金を得ているから」などと、考えてしまうかもしれません。皆さんがそう思ってしまう訳は、「メディア」で、「このキャンペインの理由」を、テレビ放送で、ラジオ放送で、ニュースキャスター、コメンテーターがそう言っていて、既に皆さんの耳に入れられているからです。

世界中の首脳は良く知っています。欧米(特にイギリス、アメリカ)での「メディア」の役割は、国民を意のままに動かす「道具」として使うことを、常套手段にしている点です。日本人の皆さんは驚かれるかもしれません。「新聞社は、正論を訴えることが特徴のはず」、「真実を伝えることが、報道の信念では」、「ありのままの出来事を、国民に伝えることがキャスターの役目では」と、日本人の皆さんはお考えでしょう。正解は全て「No」です。欧米でのメディアは、新聞社、放送局、ラジオ、週刊誌、雑誌社、インターネット情報、スマートフォン情報、ニュースキャスター、コメンテーター、各社で働くスタッフも全てが「グル」です。メディア全体が、全てを承知の上で行っています。

 

 

ここで「マトリックス」の2つ目の武器に「メディア」が存在します。「ノー・スモーキング」キャンペインが始まった当初の理由は、「自己管理が出来ない者」と訴えていました。ですが10年後、突如翌日には「健康に悪い」、「癌になる」と議員達は一斉に、「口裏を合わせる」かのように、全員「健康に悪い」、「癌になる」と言う。続けて、突如変わったその日から「全メディア」も歩調を合わせるかのように、「突如変わった理由は、次期選挙に向けて得票を上げるためでしょう」。違う局のキャスターは、「健康食品産業から、多額の資金を得ているスクープを我が社は入手しました」。そして、国民からの唯一の情報源である、目に映る、耳で聞こえてくるメディアが「皆さんの納得のいく理由を作って、待っている」。すべての国民は様々な「理由」を耳に入れられ、なんとなく納得し、変わった様子に気付く者は誰一人なく、設計者の意のままに動かされて行くのです。設計者が目論む「世界中の善良な国民に精神的なプレッシャーを与え続け、タバコという『ホッと』する精神的拠り所を奪うこと。そしてあらゆる『麻薬』を水面下でばら撒き、麻薬蔓延の報道は一切報じさせない」といった、陰で行っていることから目をそらさせ、本当の目的を誰一人として気付かせないようにする。これが欧米メディアの実態なのです。毎日過ごす生活。楽しい明日の予定。次のバケーションは海外旅行。アメリカ国民は一人も疑ってもいません。この生活こそが、「自分達の本当の生活なんだ」と。自分達が、「意のままに動かされている事」に、誰一人気付くこともなく。日本人の皆さんはこう思うでしょう。「なんでこんなひどいことが行われているの、犯罪じゃないか」、「正義を追求するはずのメディアが、悪に手を染めているのか」、「どうしてこんな不正を黙ってみているの。警察は何をしているの」と。無理もありません。アメリカメディアの人々自身、嫌がっているのです。それにはもっと深い理由がありますが、問題が複雑化してしまうので、その部分はここではやり過ごしましょう。

日本のメディアは戦後、アメリカから技術提供や多くの干渉のもとに誕生したことを、日本人は、殆どの方が知らないでしょう。アメリカ国民を欺き続けたアメリカメディアが、日本人の考えるような「正直」に、決して「騙すようなこと」はなく、近づいて来るのでしょうか。日本の「メディア・コントロール」は間もなく終了し、日本に張り巡らされた「マトリックス」は、いよいよ完成の時を待ちます。